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学会のご案内

「秋田スリバチ学会」はこんな集まりです。

「スリバチ学会」とは?

 街の中に潜む、微かな「高低差」に着目しながら歩くことで、「なぜここにこの建物があるのか」だとか、「なぜこの道はこんな形なのか」「なぜあんな出来事が起きたのか」なんて「謎」をぼんやり解きながら歩く「街歩きイベント」です。
「学会」なんてエラそうに言ってますが、入会申し込みも審査もありません。時々開催する街歩きに参加していただけたら、即「会員」。論文とかも提出していただかなくて大丈夫ですよ!。

 でもね、「地形」を意識しながら歩くと、日頃気にも止めていなかった場所に、とんでもない「物語」が埋もれていることに気づかされたり、「前から気にはなっていた」んだけど、普段「?」で通り過ぎるだけだった場所の「謎」が、思いがけずするすると解けたりするんです。その時の面白さと言ったら! この面白さをめいめい歩きながら感じ、夕方以降居酒屋に飛び込んで「ああだこうだ」って言って楽しむのが基本です。

 ものすごくゆるい街歩きなんですが、一方で、そこからなにか面白さを体験していただけるようですし、元々ご存じだった「秋田」をさらに面白く見ていただけるようになった方もいらっしゃるみたいです。

 まああれです、京都とか、北海道とか、「人が集まる土地」って、そこに住んでいる皆さんが本気で誇りに思ってたり、本気で面白がってたりする場所なんですよね。
 秋田スリバチ学会は、秋田も同じくらい「本気で面白がれる」し、「本気で誇れる」土地だと思ってるわけでして、まあ僕らのゆるーい街歩きを通じて、「なんもねぇ」じゃなくて、「こんなのあるぞ」って言える人が増えてくれたらうれしいなあ、って思ってるです。
 まあその、堅苦しく考えないで、一度一緒に歩いてみましょう!
  よろしければこちらの記事もご覧ください(外部リンク)。

※「スリバチ学会」は、「新たな街歩きの手法」ということで、2014年に経産省主催の「グッドデザイン賞」を受賞しています。
グッドデザイン賞2014年ページ(外部リンク)

そもそも「スリバチ」ってなに?

「学術用語」ではありません。あくまで「比喩」です。もともとは、関東ローム層の台地によく見られる「緩やかな斜面の谷(プリンをスプーンですくったような形が特徴)」の形状を指していましたが、最近は「生活エリアに隠れている谷地形」から深山幽谷のそれまで、とにかく「くぼみ」「谷」全体を指す言葉として使われています。
「スリバチ」の命名者は、東京スリバチ学会会長にして、スリバチ学会「生みの親」、皆川典久さんです。
皆川さんのフェイスブックページ(外部リンク)

「スリバチ学会」の歴史や規模は?

前出の皆川典久会長が、石川初副会長と共に2003年にフィールドワークに出かけたのが始まりです。最初の参加者は3人だったそうですが、今では100人以上が集まる(時には200人超えも!)一大イベントになっています。
2018年7月現在、東京以外でも名古屋、千葉、多摩武蔵野、埼玉、神奈川、東京「野良」、宮城(ほぼ設立順)といった「スリバチ学会」が存在します。
同じような活動をしている集まりとしては、京都、大阪、神戸の「高低差学(崖・楽)会」、新潟の「路地連(ろじれん)」などがあり、「スリバチ学会」と密接に交流しています。

※東京野良スリバチ学会は、「東京スリバチ学会」が歩き終えた土地を歩き直そうという会員の「地下活動」がうっかり公認されてしまった、毎回「会長」が変わるちょっと変則的な学会です。「仮面ライダー」で言えば「ライダーマン」のような存在。

※「スリバチ学会」は登録商標です。勝手に名乗ることはできません。

秋田スリバチ学会って?

2017年4月に創設され、同年6月からフィールドワーク(街歩き)を始めました。政令指定都市のない都道府県で初めて設立されたスリバチ学会です。雪のない時期は毎月歩いています。12月から3月にかけての雪の多い季節や、真夏の暑い時期は、(徒歩が基本のスリバチ学会的には邪道ですが 笑)各種交通機関を活用して各地のお祭りを見に行ったりしています。

「スリバチ」の分類
1級スリバチ 東西南北どちらにも出口のない谷。例:男鹿の目潟群(国宝級、いや世界遺産レベルのの天然1級スリバチ)。四谷荒木町(人工1級スリバチ)。寺内の蛭根街区公園東側の池(人工1級)、空素沼(天然1級)
2級スリバチ 一方向にだけ出口がある谷。例:手形の白馬寺
3級スリバチ 二方向に出口がある谷。例:赤沼町内会館付近

(東京スリバチ学会による)

ポスター類

秋田スリバチ学会活動報告(2018年末時点)

東京野良スリバチ学会活動報告(同上)